平成25 年度より情緒障害児短期治療施設児童院指定管理者として社会福祉法人聖家族の家が事業運営を受託しました。

大阪市:大阪市立児童院指定管理予定者の選定について

施設種別の呼称については、「情緒障害」という言葉への子どもや保護者の気持ちを考慮し「児童心理養育施設」と呼称することにしています。
施設は通所部・入所部に分かれ、入所部では小規模グループケアを導入しています。院内に大坂市立明治小学校分校があり、生活、心理、学校教育(分校)の3 つが連携し入所児童の療育を進めていきます。

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▶ 3部門の連携

児童院内には以下の3つの部門が存在しています。

◇ 心理治療(子どもと家族)
 気がかりな行動の原因を見極めながら、温かい雰囲気の中で心理治療を実施します。心理担当職員は、心理的支援を必要とする子どものプレイセラピーにあたるほか保護者への応対や相談にも乗っています。

◇ 生活指導
  日常生活を通して心の安定と生活習慣の確立を目指して指導します。

◇ 学校教育(分校を併設)
  大阪市教育委員会の教員が児童の一人ひとりを理解し、各自の学力に合わせた教育を行います。

大阪市教育委員会:分校・分教室及び施設内学級について

▶ グループ構成 と 定員

◇ 入所部 40名

児童の生活の基本単位を大舎制と小規模グループホームを基本として、大舎制4グループ(1グループ8名程度)小規模グループケア(5~7名)に区分しています。

   本体院内グループ: 4つのグループ
   小規模グループケア:あいあい


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 ▶ 小規模グループケア  

小規模グループケア検討員会を立ち上げ、様々な課題について検討を行い、創意工夫を行いながら平成25年12月に小規模グループケアの運用を開始しました。将来的には、地域における小規模グループケアーホームの設置に向け検討をしています。

▶ グループ制と担当制

児童院においては、複数の職員が複数の児童を担当する「グループ制」を導入していましたが、平成26年度からは、「グループ制」の長所を活かしつつ、一部において個人担当制を導入しています。

◇ 通所部 10名

治療・生活指導が必要な在宅児童や児童養護施設等に入所中の児童を対象として通所事業を実施しています。昭和42年12月の中央児童福祉審議会において通所治療の有効性が指摘されたのを受けて、昭和47年の10月に全国に先がけて、通所部が発足しました。以来、その時々のニーズを反映して、対象児童や指導・治療形態に様々な変化を見ながら、現在に至っています。
事業実施にあたっては、個人の心理治療、集団活動及び家族治療を一体化したプログラムを提供しています。

▶ リービングケア・アフターケア・家族再統合支援施設 (院外にある聖家族の家・聖母託児園との共同利用施設)

  • ◯ テルミエハウス・・・
    • 「テルミエハウス」1 階では、キッチンを完備した部屋、宿泊設備、会議設備等を用意し、宿泊体験保育、自立を控えた子どものリービングケア、退所した子どもへのアフターケアスペース、里親実習スペース、家族再統合スペースなどの様々な子育て支援のプログラムを実施しています。また1階部分を地域の関係諸機関・地域住民に開放する等、地域の社会資源としても活動しています。
  • ◯ 翔きの家、稔りの家・・・
    • 上本町6 丁目にある「翔きの家」では本園から離れているという立地を力点として、「稔りの家」では聖家族の家に隣接という立地を力点として捉え、共に自立訓練、宿泊体験保育の場としての利用のほか、退所した子ども達へのアフターケアの場としても活動しています。
  • ◯ エンジェルハウス・・・
    • 「エンジェルハウス」では、プレイルーム、浴室、宿泊室を完備しており、家族再統合、生活実習支援などに活用しています。