養育里親を知っていますか?
養育里親とは事情があって家庭で生活できない子どもを
一定期間、家庭で育ててくださる方のことをいいます。
大阪市では約1,300人の子どもが家庭を必要としています。
子どもを育てるということは大変なことがある反面、
気持ちが若返ったり、子どもたちの成長に喜びを感じたり、
素敵なこともたくさんあります。
施設で生活する 子どもの想い。
子どもの幸せを望む 担当者の想い。
夫婦で悩んだ 里親さんの想い。
子どもたちと里親さんの新生活
聖家族の家は、応援します!
聖家族の家と里親制度
さらなる個別環境の推進
▶ 児童養護施設 聖家族の家では家庭的養育を実現するため、本体園内に10のホームが存在し、それぞれのホームごとに玄関、キッチン、浴室が設置されており、本体園内は一つのマンションのようにユニットケアが構築され、それぞれのホームが独立した家族帯として運営されています。さらに周辺地域に7つの分園が点在し、それぞれの町内会に所属し地域の中で共に生活している環境があります。またホーム別精算方式を採用しており、それぞれのホームが、それぞれの子ども達にあった生活を送れるように、ホーム担当者が主体的に判断し行動できるよう構成されています。よって里親家庭の集合体とも取れる構成になっています。
▶ 職員の交代・異動を低減するため、本体園内のユニット、地域にあるグループホームへの住込みホーム担当者を配置し、整備託児園においては同じ大人が同じ子どもを長く関われる環境である担当制を導入し、家庭的養育環境を実現しています。また職員の福利厚生や研修等に配慮し、職員が長く勤めやすい環境構築に努めています。
詳しくは 乳児院 聖母託児園について
児童養護施設 聖家族の家について
ファミリーホーム 柔ぎの家について
親権者からの同意があり里親委託が選択された場合には、聖家族の家での養育を基に里親さん宅で過ごす練習期間を経た後、里親委託へと移行していきます。また何らかの理由により長期での里親制度利用がかなわない子どもに対して、社会的養護施設と里親家庭の両方を利用するボランティア里親という関わりがあります。
詳しくは 里親の種類について
個別性 と 孤立
子どもたちにとって養育里親さんの家庭で生活するスモールメリットは大いに存在します。しかしその個別性が孤立性につながってしまうと、その新しい家庭で生まれた環境がマイナスに働いてしまうこともあります。その為、聖家族の家では孤立を防ぐためにも、里親となられたご家庭とともに行動し、相談に乗れる体制を整え、より良い子どもたちの環境を目指し努めています。
里親支援専門相談員が対応します
(里親支援ソーシャルワーカー)
聖家族の家では、「里親支援専門相談員」という専任職員を配置しています。
名称は支援ですが、支援という視点でなく、
共に、互いに、その子のために協力し合える関係を模索しています。
聖家族の家で行なう里親関連の活動
1. 広報活動
里親に関心をお持ち頂く中で、「里親って?」「社会的養護の子どもたちって、どんな子どもたち?」など色々と疑問を持っていただけると思います。
そのような疑問にお答えできるように聖家族の家では他施設・機関と連携し、里親制度を知ってもらうことと、新しい里親さんと出会うため、定期的に広報活動を行っています。
広報活動やイベントについては、順次イベント案内で紹介します。
2. 里親制度への登録支援
ホームページや広報活動などを通じ里親登録を考えていただいた際に、「どこに里親登録などをすればいいの?手順は?研修は?費用は?」と思われるのではないでしょうか?
里親支援専門相談員がそれぞれの里親制度に合った窓口をご紹介します。まずはご相談ください。
3. 里親実習 Intake・Admission Care
聖家族の家・聖母託児園では、里親実習を受け入れています。これは里親になるために必要な研修実習であり、子どもとの生活、社会的養護の子どもたちの様子等の実践体験を得て頂く機会となっています。
4. 里親委託の推進 In Care ・Leaving Care
聖家族の家では、可能性のある子どもについては、家庭養護促進協会、児童相談所と連携し、特別養子縁組を進めています。また、特別養子縁組を希望される里親さんと子どもたちをマッチングするために、里親さんと子どものお見合いの場を企画し、子どもたちについて知って貰う機会を提供しています。また委託に向け施設内で研修していただき、その子と共に生活することに向けての実践を得ていただくことができます。
国際養子縁組について >>>
週末里親について >>>
5. 里親家庭への訪問及び電話相談 After Care
里親研修中、里親委託、どのタイミングでも「これってどうなん?」「受入準備はこれでよい?」などと疑問に思われたこと、お気軽に里親支援専門相談員、児童相談所、家庭養護促進協会にご相談ください。
里親さんのご家庭に子どもを委託した後も、その子が聖家族の家で生活したということは大切なアイデンティティの一つであるため、その子が必要とした際に必要な情報を提供できるように、聖家族の家では資料整備に努めています。また看護師や保育士等に相談したいことなどがあればお気軽に相談ください。
里親委託後に聖家族の家に訪問頂くことは、職員一同、子どもの成長を里親さんと共に喜ばせて頂ける機会ともなっておりますので、遠慮なく来訪ください。
➔ 大阪市こども相談センター
電話: 06-4301-3156
WEB: 大阪市こども相談センタ- >>>
➔ 家庭養護促進協会 大阪事務所
電話: 06-6762-5239
WEB: 家庭養護促進協会 大阪事務所 >>>
➔ 社会福祉法人 聖家族の家
電話: 06-6699-7221
6. 里親さんもショートステイが利用可能です。
Short Stay ・Respiite Care
里?帰りとでも言うのでしょうか。何らかの理由で里親を少しの期間お休みされたい場合、児童相談所にご相談ください。聖家族の家を親戚のお家のように、ご利用頂くことが可能です。
7. 里親サロン
「 東住吉サロン・聖家族の家 」
里親サロンは里親同士の情報交換の場として、不定期に開催しています。
詳しい開催日時はこども相談センターにお尋ねください。
中央サロン
大阪市こども相談センター
場所/中央区森ノ宮中央1-17-5
大阪市こども相談センター
電話: 06-4301-3100