学校教育

EDUCATION

分校の子どもたち

 大阪市立明治小学校分校は、社会福祉法人 聖家族の家 児童院で生活する子どもたちが通っています。児童院は、児童心理治療施設という児童福祉施設です。児童相談所(大阪市はこども相談センター)が何らかの事情で一定期間、養育者とその子どもが離れて暮らすことが必要と判断した子どもたちの生活する場となっています。

 分校は地下鉄 阿波座駅前の阿波座センタービル内にあり、同じビルに児童院があります。子どもたちは毎日、元気に児童院から分校へ登校しています。

 分校の歴史は古く、昭和38年より児童院で生活する子どもたちの学校として、「大阪市立明治小学校分校」が開設されました。その後、建て替えのための移転を経て、平成3年より現在の場所で学校生活を行っています。

 分校の子どもたちは運動会や遠足、林間学校、修学旅行、体験学習、入学式、卒業式と年間を通じた学校行事はもちろんのこと、各学期に実施している交流学習を通して、本校の子どもたちと共に活動しています。加えて、分校独自のカリキュラムを行うことで、学習する楽しさだけでなく仲間と仲良く過ごす楽しさも体験することを、「教育」という視点から取り組んでいます。

 また明治小学校として、本校と分校の垣根をなくし、「め(明朗快活な子ども)・い(一生懸命に取り組む子ども)・じ(自信を持つ子ども)実践力」「子ども達が心豊かに力強く生き抜き未来を切り拓く力」を育む教育活動を推進するという目標を実現するため、本校と分校間で教職員を異動させるなど、子どもたちの交流を手助けするための環境の整備を実践しています。

 

学校授業風景-1
学校授業風景-2
学校作品展